高知新聞社会福祉事業団 軽費老人ホームA型 軽費老人ホームA型 あかねの里

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掲載日:2014年2月10日

若返りの施設

 私たちの施設では、独りで暮らしていたときよりも、場合によっては家族と一緒のときよりも、心身ともにより元気になった利用者さんがたくさんいます。

 それには幾つか理由があります。一つは、毎日3度のおいしい食事です。栄養化やカロリーをちゃんと計算した、バランスの取れた食事です。例えば今月ですと、利用者からのリクエストの寄せ鍋やお芋の蒸しパン、また、節分にはちらしずし(恵方巻きも考えたのですが、のりが食べにくいとのことでした)、バレンタインデーはビーフシチューにショコラムースなどと、要望を取り入れ、季節感を出し、食欲の増進を図っています。「一度作ったおかずをしばらく食べていた」「食事も不規則だった」などと、その不自由さをこぼされる一人暮らしだった方には、「食べる喜び」がよみがえったようです。

 二つ目は、クラブ活動が18もあることです。書道や大正琴、手芸、生け花、カラオケ、麻雀、それに菜園……などなどです。これまでさほど経験のなかった教室にも参加。若い世代に負けない速さで腕を上げる方もいます。もちろん、入居当初は誘われても「おっくうだ」「お断りします」と消極的な面もありますが、発明、考案に勤しむ方、囲碁や将棋で職員を打ち負かす方など他の利用者さんの元気が、参加へ背中を押しているようです。

 また、身辺自立の施設で、これまでの家庭や施設と違い身の回りのことは自分でこなさなくてはならず、やる気が出ること、ゲートボールや歩こう会など運動系クラブ活動も多くあることが、身体を刺激し、心を覚醒しているのでしょう。部屋から出てくるのを嫌がっていた方がいつの間にかクラブの中心になり、7段階ある介護度が2段階改善する「若返り」にはご家族からも感謝されています。

 こんなことから、あかねの里は人生末期の場ではなく、「利用者さんの今後を切り開く」未来志向の施設と念じています。利用者さんの平均年齢が84歳8カ月、もちろん健康で過ごせる健康年齢ですが、長寿大国日本の健康寿命は男性が70歳4カ月、女性が73歳6カ月ですから、あかねの里は10歳ほど上回っているのです。

 皆さんがどのくらいまで平均年齢を伸ばされていくか期待も高まりますし、もちろん、そのためには私たち職員の責務もさらに重たくなります。よりおいしいものを食べていただき、より笑いの輪が拡がる暮らしへの創意工夫、改善を一丸となって凝らしているところです。

利用者さんと職員が二人三脚となり、若さを求め、元気を求め、幸せを求める、そんな目標を持つのが「あかねの里」なのです。

(2014年2月)

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